ロボットといえば求められた役割を完璧にこなすというイメージがあります。
人間の仕事を補佐するのがロボットの仕事と考えられているからです。
しかし、子供たちの教育という面でみれば、
求められているのは仕事を完璧にこなすロボットよりも
何か世話をしてあげたくなるロボットの方が良いでしょう。
世話をしてあげたくなるロボットというのは、
あえて弱い部分を作ってあるロボットです。
実際に弱いロボットを研究されている大学もあります。
さて、弱いロボットとは、どのようなロボットなのでしょうか?
例えばお掃除ロボットです。
お掃除ロボットは床に落ちているごみを拾い集めるのは得意です。
しかし、落ちているものが大事なものかどうかを判断するのは苦手です。
もし、大切な指輪が床に落ちていても、ゴミだと判断して回収してしまいます。
そこで弱いロボットの登場です。
ゴミを見つけたとしても拾うことをせず、ゴミの前でもじもじするだけです。
結局ゴミは人間が拾うしかありません。
しかしそれをきっかけに人間とロボットがコミュニケーションをとれるのだとしたら、
ロボットにも心があると言えなくもないのかもしれません。
Comments